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詰将棋作家の見た世界
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HN:
首猛夫
性別:
男性
職業:
怪しい金融業
趣味:
詰将棋創作 音楽演奏
自己紹介:
昭和31年9月、東京生まれ。
詰将棋作家集団「般若一族」の生き残り。
詰将棋創作以外に、作曲(約100曲くらい)音楽演奏(ベース)。
人間についても、自閉的観点からいろいろ考えている。
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★2008/03/27 (Thu)
俳優の石田純一氏に言わせれば、女の人にもてるのは実に簡単だそうだ。

まず、相手の話を聞くこと。
彼に言わせれば、たいていの人は「聞いてもらいたい病」とのこと。
だから、女の人が少しでも話を始めると、男はその言葉に自分の言葉を重ねてまでも、話してしまう。

そんな男の中にあって、相手の話をじっと聞いているというのは、かなり評価される。
そして、聞くには一つのコツがあって、話の語尾を繰り返すのが効果的らしい。

女:「~って言うことがあったの」
男:「へぇー、~って事があったんだあ」
女:「それだけじゃないのよ。xxxも、あったんだよぉ」
男:「ええっ!xxxもあったのかあ」

とまあこんな感じだ。

彼が言うまでもなく、現代のコミュニケーションは壊れていて、多くの人は自分のことを聞いてもらいたくて仕方がない。
なぜか?
簡単言えば「ものがたり」の同意性を得られないからだ。

戦後、民主主義が広まって、世の中の「ものがたり」を押し付けることは少なくなった。
職業選択の自由、男女間の差別の撤廃、多数決の論理・・・・
こういった進歩的な社会の思想が人々に広まるのと時を同じくして、「ものがたり」はばらばらになっていく。

そうした、孤立・孤独に直面した自我は「ものがたり」に確信が持てず、自己不安の解消のために作られた「ものがたり」までもが反対に不安を増長することになってしまった。

そこで、不安で不安でたまらなくなった自我は、とにかく「聞いてもらいたい」自己が如何に不安で大変なのかを。
悲鳴のようなものだろう。

しかし、そのような一方的な、コミュニケーションは何も得るものがなく、結局は不安の解消には程遠い。

自由の対価とは案外こういったことを指しているのかも知れない。
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