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詰将棋作家の見た世界
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HN:
首猛夫
性別:
男性
職業:
怪しい金融業
趣味:
詰将棋創作 音楽演奏
自己紹介:
昭和31年9月、東京生まれ。
詰将棋作家集団「般若一族」の生き残り。
詰将棋創作以外に、作曲(約100曲くらい)音楽演奏(ベース)。
人間についても、自閉的観点からいろいろ考えている。
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★2008/03/30 (Sun)
人、百人を集めて何かを教えると、それぞれの理解力に差が出る。
早いもの遅いもの、深くまで理解するもの、浅い上に勘違いするもの、様々だろう。

一昔前に、ゲームで「Dの食卓」と言うソフトを遊んで見ないかと友人から言われて遊んでみた。
ところがこれがさっぱりわからない。
何をどうして進めていいかがわからないのである。

そこで、友人に尋ねてみたら、「若い人」はそこで迷うことなく目的を達成出来るそうだ。
もちろん、教えてもらえれば、実に簡単なことなのだが、それがわからない。

おそらく、世代ごとにこの差は歴然とするだろう。

ここに、「見えない同意」を感じるのである。
つまり、説明しなくてもその世代(ゲームを楽しんできた世代)には、ゲームの進行に関しての基本的な動作は十分理解できるのである。

これと同じようなことが、教育にも言える。
「見えない同意」を使って、いちいち説明しなくても、ほとんどの子供が理解できる。

ところが、わたくしのようなアスペルガー症候群だった子供には、それが出来ないことが多い。
そこで、多くの大人たちの反応は

「こんなこともわからないのか」
「わざとやっているのか」
「変わった子供だ」

と言うようなものだった。

当然と言えば当然の反応だが、もしこれが海外からの「異文化」をもつ子供だったら違った反応だっただろう。
アスペルガー症候群の子供は、いわば「異文化」の子供たちである。
その「異文化」を否定したり、遠ざけるのではなく、理解し、違いを説明し、それに沿った教育をすれば、かなりの成果を上げられると思う。

「見えない同意」はそれを持っている人々には当たり前過ぎて、存在すら気がつかないし、もちろん出来て当たり前のことだろう。

しかし、それは多数の論理でしかありえなし、驕れるものの考えであろう。
そして、当然と思っているものが壊れたり、維持できなくなったときに、初めてそれを持たないで何とか自我を運営するものたちの意義も問われるだろう。

わたくしが、人類の自我に「ウソ」を見るのは、そういった経緯による。
これを読んでいるほとんどの人々には、当然のことと思っているあらゆる概念が、実は「捏造」され「都合よく書き換えられた」ものだと考えても良い。

差別は必要だし、宗教は何万人もの人間を動員したり制圧するための便利な道具にしか過ぎない。

日本人が日本人としての自我を意識できるのは、海外からの訪問者が訪れて初めて出来たように、人類は人類としての自我を意識できるのは、「異端」の民が訪れて初めて理解できる。
最初は、宇宙人でも来ない限りわからないかと思ったが、「自閉的傾向」は十分宇宙人の役割を果たしている。

もちろんわたくしのような「自閉的傾向」の民から見れば、多くの普通の人々が理解出来ない。
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