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詰将棋作家の見た世界
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首猛夫
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職業:
怪しい金融業
趣味:
詰将棋創作 音楽演奏
自己紹介:
昭和31年9月、東京生まれ。
詰将棋作家集団「般若一族」の生き残り。
詰将棋創作以外に、作曲(約100曲くらい)音楽演奏(ベース)。
人間についても、自閉的観点からいろいろ考えている。
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★2007/10/05 (Fri)









<「ブラック&林浩」応用問題>


「般若一族の叛乱」の「ブラック&林浩」作品を短編化したもの。

実は小林敏樹さんがずいぶん前に『この「ブラック&林浩」の構想で短編が作れないかと考えている』と話していたので、わたくしは早速それで一局作って投稿した。

しかし、誰もそれには気がつかなかったようだ。

詰パラの短大へ投稿採用されその月の首位だったが、むしろ中合やら、歩頭の金捨てやらに、解答者の目が行ってしまったようだ。

そういう意味では作者の狙いとは裏腹な創り方をしてしまった作品と言えるだろう。

わたくしは、短編中篇を作るときでも必ず構想を練る。
ただ流れて詰む作品や、手筋物はほとんど作らない。

ただその狙いが余りに地味だったりすると、その趣旨が解答者に伝わらないこともあった。
演出も難しいが、主題の選び方も大切だ。

 
  ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


死が間近に感じられるようになって、わたくしには一つの発見があった。

やはり、ほとんどの人々が「ものがたり」の中で生きていると言うことだ。

本能という生物の設計図が壊れた人間には、その生を獲得維持するためにあらたな「ものがたり」が必要なのだ。

そしてその「ものがたり」が異なる者たちを脅威としてあるいは畏怖するものとして、退け、排他し、虐殺し、抹殺し、封印しようと躍起になってきたのが、人類の争いの歴史だ。

宗教と言うものがたり、国家と言うものがたり、民族と言うものがたり。

どのものがたりも、結局は他者を受け入れられず、いつの時代もどこの場所でも戦争や紛争、あるいは差別、虐待等々が行われ続いている。

人類がこの本能に取って代わった「ものがたり」をやめない限り、争いもまた止むことはないだろう。
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