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詰将棋作家の見た世界
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首猛夫
性別:
男性
職業:
怪しい金融業
趣味:
詰将棋創作 音楽演奏
自己紹介:
昭和31年9月、東京生まれ。
詰将棋作家集団「般若一族」の生き残り。
詰将棋創作以外に、作曲(約100曲くらい)音楽演奏(ベース)。
人間についても、自閉的観点からいろいろ考えている。
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★2008/04/26 (Sat)
昨日、自己愛の強い、いわばほとんど自分にしか関心の持てない人たちのことを書いた。
こうした人は、わたくしが考えているよりその数はずっと多いと思われる。

戦後民主主義の下に育てられたこの人たちは、異種民族、異文化の混在型のアメリカから輸入された教育制度の中で、同時に控えめで全体を尊ぶ従前の日本的な背景を持った空気を読まされて大人になった。

簡単に言えば、分裂以外の何者でもない。
片方で自己をしっかり主張せよと迫りながら、残ったほうの手で謙虚であれ、出る杭は打たれるぞと脅かすのだから、始末に終えない。

やせ我慢が身体に悪いのなら、こんなに身体に毒な教育はないだろう。

これらの分裂は全く根拠のないものではなく、戦後の日本の姿を現している。
あれだけ憎しみを持って接していた「鬼畜米帝」に対して、終戦の日が一夜明けたら、ギブミーアチョコレート。

心の底では軽蔑し憎んでいるのに、その助けがなくては生きていけない。
なにやら、哀れな幇間の姿がダブってくる話ではなかろうか。

さて、そのような分裂的な国家の姿が個人の中で沸騰して、昨日書いたようなあのようなことになる。

悲しいことに、時代や国家の間で揺さぶられながら、自己という船を操舵しているものの、船着場もなく、碇もおろせなくなってしまっている。

おそらく、本質的に自分のしたいことや望んでいることもわからずに、他者がいなくなって独りになったときに、茫然自失となる自己と対面しなくてはならない。

こういう人たちの自己への関心は、それ自体が何を意味することもなく、例えば、俺にはこんなことが出来るんだぞ、どうだ、結構俺も中々面白いだろう、等々のような内容を伴ったものではなく、強迫観念のようなものに引きずられているにしか過ぎない。

一番、この話で空しいのは、本人は全く気がついてないということだろう。
この人たちは、自信にあふれ、世間では優秀な人だと認知され、それなりの「哲学」をもって仕事に遊びに生きている。

ああ・・・

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