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詰将棋作家の見た世界
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首猛夫
性別:
男性
職業:
怪しい金融業
趣味:
詰将棋創作 音楽演奏
自己紹介:
昭和31年9月、東京生まれ。
詰将棋作家集団「般若一族」の生き残り。
詰将棋創作以外に、作曲(約100曲くらい)音楽演奏(ベース)。
人間についても、自閉的観点からいろいろ考えている。
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★2008/05/06 (Tue)

今夜の独り言は、コマーシャル。

まず、最初に断っておかなければおけないことがある。
今回の話題となる、ある不動産会社のコマーシャル。
わたくしは、この不動産会社に対して、何一つ批判的な意見は持っていない。
むしろ、コマーシャルとは何かを知りぬいた人たちによってCF(コマーシャルフィルム)を作った点は十分評価できると感じている。

この頃、テレビを見ていると、

まず有名司会者が、マイホームを購入した人あるいはその家族と話をする。
その内容も、あくまで一般論のようなもので、今回CFを作った不動産会社のことを話題にはしていない。

「ハッピーライフ、ハッピーホーム、タマホーム」

という歌が流れてきて、最後に

「タマホーム、いいねえ」

と言って終わり。

これを最初に見たときのわたくしの驚愕!

とにかくあんなに驚いたのは久しぶりだった。
みなさん、あなたがもしスポンサーで、コマーシャルを作るとして

1:自社製品の良さをアピールしない。
2:具体的な「差」を一切示さない。

この二つを容認できるだろうか?

わたくしにはとても出来ない。
何のためにコマーシャルを作るのかと言えば、

1:自社製品のよさをアピールする。
2:具体的な「差」を示す。

の2点を強調するためであり、これを全く逆の発想で行うのは×。

ところが、実際にこのCFに近いものが、毎日茶の間に流れている。
そして、この種のCFが成立する背景は、一緒だった。

実はこの種のCFは、

「商品そのものにはもう差がない」

場合に作られる傾向がある。
つまり、

1:自社製品のよさをアピールする。
2:具体的な「差」を示す。

という2点が元々ないのである。

この頃は商品開発が進んでいて、たいていのことは互いのライバル者同士で、考え付いているとしたものである。
だから、消費者がその商品を手に取ったときに、明らかに差があれば別だが、そうでなければ、イメージしかない。
商品力に差がなければ、イメージで差をつけて売る。
それがこのCFの戦略である。

しかも、それが自社のアピールをしないと言うのだから二重のオドロキである。
これは、消費者側がもうすでにいろいろ勉強していて、よほどのことがない限り、商品に差がないことを「知っている」からである。
そこへ、「わが社が一番」という嘘くさいCFより、「商品」を一般的な側面、今回で言えば「マイホームを持つことの喜び」を訴えればよいと言うことだろう。

しかしこれはやはり逆転の発想である。
おそらく、このCF効果を誰よりも驚いているのは、作った会社自身だろう。








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★ありがとう★
長編はね、実はわたくしも苦手なんだよね。
作っていてわかったことだけれど、わたくしは中篇作家だな。
中篇を作っているときのほうがアイディアが出やすいので。

長篇は、まず「回転」する「千日手」のような局面のシステムをたくさん持つことだね。
黒川一郎氏あたりの、繰返し趣向にそういうアイディアの作品がたくさんあるのでそれを参考にするのも一つの手だと思う。

ただ短編も中篇も長篇も、実は同じ根っこを持っているのではないかと思う。

その同じ根から「何をどうやって」描き出すかの差だけだともうよ。

小野寺さんの短編の完成度の高さ、駒の効率の異常な密度は、きっと長篇を作るときに役立つと思う。
首猛夫 2008/05/09(Fri)06:32:49 ★編集
★なるほど★
首さんって頭良すぎませんか?
言うこと違うわ・・・
さっき般若一族の作品を見てきました。長編無理だわ・・・
小野寺 2008/05/07(Wed)19:03:17 ★編集
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