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詰将棋作家の見た世界
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HN:
首猛夫
性別:
男性
職業:
怪しい金融業
趣味:
詰将棋創作 音楽演奏
自己紹介:
昭和31年9月、東京生まれ。
詰将棋作家集団「般若一族」の生き残り。
詰将棋創作以外に、作曲(約100曲くらい)音楽演奏(ベース)。
人間についても、自閉的観点からいろいろ考えている。
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★2008/05/11 (Sun)
北京オリンピックを目前に控え、チベット問題がクローズアップされた。
発端は、チベット自治区での暴動である。
人権の問題、宗教的背景、民族への弾圧、等々様々な諸問題が織り交ざっていて簡単ではないことはわかる。

しかも、時期的に北京オリンピックと重なるので、開会式への不参加を表明している欧州の首脳もいて、穏やかには済まされない話になってきている。

しかし、今回わたくしが理解できないのは、チベットで何がどう起きているのかがなぜわかるのかという点である。
報道でわかる、ある程度のことが見えるということなのだろうか?

だとしたら、少し危険な見方である。
宗教・民族などの問題は、繊細な部分を持っていて、白黒で決着をつけるような、単純さを持っていない。

問題の複雑性を考えると、単純な見方が出来ない。
しかし、そこを差し引いても、なおこの問題にある形での評価が、出来るのはおかしい。

チベットに関して言えば、ほとんどの日本人は、日本にいて日頃からさほど関心がないはずだ。
それが証拠に、ほとんどのメディアでいままで大きくチベットの問題を取り上げた過去がない。
そういったことを踏まえて、この問題に関して一定の評価が下されているとしたら、それは思い込みや、何らかの他の問題との混同や、意図的な恣意性を感じる。

わたくしが理解できないのはまさにここである。
乏しい情報量や、不確実な報道に対して、正直な感想は、「わからない」でいいと思う。
しかし、今回のことでは、なぜか中国に対して厳しい評価が下されている。
それは間違いだと思う。
結果的にはそれが正しかったということもあるだろうし、今回はその線が濃厚だと思う気持ちもわからなくはない。
けれど、原則は原則、不確実な情報での判断はまずい。

そして、このような意味合いでの、見切り発車的な判断評価が実に多いような気がする。
逆に言えばわたくしたちの周囲に起きていることがあまりにも仮想現実との区別がつかないようなものになってきている。
遠くの国のことも、隣近所に起きたことも、マスメディアにかかればすべて並列に並んでしまう。

しかし、あれだけ他国の教科書に書いてあることが「気に入らない」と散々内政干渉をしておきながら、いざ今回のようなことが起きると、「内政干渉だ」と非難してくるところが、おかしい。

この辺の一貫性のなさ、手前味噌な考え方が、チベット問題で不利な見方をされる遠因のような気がするがどうだろうか?
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