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詰将棋作家の見た世界
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HN:
首猛夫
性別:
男性
職業:
怪しい金融業
趣味:
詰将棋創作 音楽演奏
自己紹介:
昭和31年9月、東京生まれ。
詰将棋作家集団「般若一族」の生き残り。
詰将棋創作以外に、作曲(約100曲くらい)音楽演奏(ベース)。
人間についても、自閉的観点からいろいろ考えている。
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★2008/05/01 (Thu)

小野寺達也氏、新しい風だと思う。
数作しか解いていないので、まだなんともいえないが、他人の詰将棋解いたの久しぶり。
難解さを伴ってはいるものの、駒のあるべき姿を「知っている」と思う。

これは、経験や理屈ではなく、感覚なんだろうね。

久しぶりに、その筋では本物とも思える人にあった。

ただ、その上でどんな世界を見せてくれるのか?
そこが、現代の詰将棋作家の厳しい状況を表している。
長編では、田島・添川両氏の見せてくれる世界を凌駕しなければ意味がない。
短編では、小林敏樹氏をトップにまさしく洗練され尽くされた機能美が究極まで推し進められている。
中篇の世界で、有吉澄夫氏があれまで評価されるのを見るに付け、詰将棋の世界はあまり進歩がないのかとさえ思う。
(まあ、有吉氏は別格だったのか)

パラの表紙は存外に易しい問題だったが、こうあるべきという姿をやはり見せてくれていて、無駄がない。

本物とであった時に感じる爽快感、淀みのない美しさ、それを感じたのは本当に久しぶり。
そこに、もう一つこの人だけが知っている「ある何か」を見つけて世界をなして欲しい。
きっとそれが出来る人だと思う。

新しき風に乾杯!

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