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詰将棋作家の見た世界
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HN:
首猛夫
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男性
職業:
怪しい金融業
趣味:
詰将棋創作 音楽演奏
自己紹介:
昭和31年9月、東京生まれ。
詰将棋作家集団「般若一族」の生き残り。
詰将棋創作以外に、作曲(約100曲くらい)音楽演奏(ベース)。
人間についても、自閉的観点からいろいろ考えている。
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★2007/07/16 (Mon)
またまた、詰将棋の専門的なお話。

詰将棋の構想には表裏がある。
え?人間にも表裏がある?

そういう話じゃなくって。

例えば、上田吉一氏の「オーロラ」
これは、遠くからの角の王手に対して、何もないところに突然、香の4連合が出てくる。

つまりね、角を打って王手するでしょ。
その角にくっつけて香合する。
なぜなら、一間でも離したら、後で角を斜めに引いて王手をする順が出てきて(玉を移動させられて)、
詰まされてしまうから。

後で角を斜めに引いたら、香で取れるように、くっつけて合駒しなきゃならんよう作ってある。

そこで、当時高校生だった添川公司さんは考えた。
だったら、5間離して角を打ったら、香合を避けられるんじゃないかと。

つまりね、71に玉を置いて、17から角を打つ。
角と玉の間は、26、35、44、53、62と五つあるから、香合では数が足らない。
香は四本しかない。
従って、玉方はいやいや他の手段を選ばされて、詰みに追い込まれる。

どうです、栴檀は双葉より芳しい、天才の考えることはやっぱり違う。

オーロラをただボーっと見ていたんではこういうことは浮かばない。

このブログ、図面がきれいに載せられないので、いずれまた図面で詳しくお話しましょうね。

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