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詰将棋作家の見た世界
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首猛夫
性別:
男性
職業:
怪しい金融業
趣味:
詰将棋創作 音楽演奏
自己紹介:
昭和31年9月、東京生まれ。
詰将棋作家集団「般若一族」の生き残り。
詰将棋創作以外に、作曲(約100曲くらい)音楽演奏(ベース)。
人間についても、自閉的観点からいろいろ考えている。
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★2007/12/26 (Wed)
すべての「標準抗がん剤治療」がまずいとは思わない。
しかし、わたくしのような素人でも、抗がん剤が如何に身体そのものを破壊していくかは、わかる。

事実、この12月の初旬に身をもって体験した。(たった一回ではあったが、恐ろしかった・・・)

自分が自分でなくなるような違和感。
嘔吐感、一日横になっていた。
そして一週間後に襲ってきた激しい下痢。
身体の発疹、口内炎。

誰だって、これだけ抗がん剤があればいろいろな組み合わせを変えたり、量を変えたり、言ってみればオーダーメードの抗がん剤治療があったっていいじゃないかと思うはず。

ところが実際には、このガンにはすべてこの治療と言うような、決まりがある。
しかも、その抗がん剤の効果や、副作用についての細かい説明は余りない。
どのくらいの延命に対して、どれだけの苦痛とお金を支払えばいいのか?
そういった、判断基準が患者サイドに詳しく、与えられない現実。

厚生労働省と製薬会社の密接な関係がこのような事態をもたらしたと思うのは、疑りすぎだろうか?
あふれんばかりの抗がん剤を投与して、多額のお金が製薬会社へ流れていく。
FOLFOX+アバスチンという抗がん剤療法一回で軽く30万円は超えていた。

これに対して、身体にやさしい抗がん剤治療は投与の量が少ないので、製薬会社にとって、「標準抗がん剤治療」に比べて儲けが極端に少ない。
このような、製薬会社にとっておいしくない話を厚生労働所のお役人が「標準」にするわけがない。

将来の天下り先を失うようなものだ。

そうして、多くの人々が基幹病院だから、厚生労働省だから、大丈夫だと信じて、「標準抗がん剤治療」を受けて、副作用に苦しみ、挙句の果てには、臨床などの結果どおりに亡くなられていく。

ことはそう単純ではないのかもしれないが、身体にやさしい抗がん剤治療を続けて、基幹病院などで余命を切られた多くの人々が、今も元気に通院している現実をどう受け止めたらよいのだろうか?

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