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首猛夫
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性別:
男性
職業:
怪しい金融業
趣味:
詰将棋創作 音楽演奏
自己紹介:
昭和31年9月、東京生まれ。
詰将棋作家集団「般若一族」の生き残り。
詰将棋創作以外に、作曲(約100曲くらい)音楽演奏(ベース)。
人間についても、自閉的観点からいろいろ考えている。
詰将棋作家集団「般若一族」の生き残り。
詰将棋創作以外に、作曲(約100曲くらい)音楽演奏(ベース)。
人間についても、自閉的観点からいろいろ考えている。
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★2007/08/06 (Mon)
2:56桂合は、以下同角成、同歩、67角、99玉、79龍、
98玉、89龍、97玉、99龍、98合、89桂まで。
つまり、56に合駒すると詰むので、勢い下の第2図のような手順で
詰んでしまう。
<第3図>
<伊藤正氏作品>
<第1図>>
第1図は詰将棋パラダイス2007年8月号に結果稿が掲載された、
山田修司氏の作品の途中図。
第1図は詰将棋パラダイス2007年8月号に結果稿が掲載された、
山田修司氏の作品の途中図。
最後に全手順を掲載したので是非見てほしい。
出題は、同年月号の彩棋会の作品として掲載された。
第1図から、67角としているが、これはどう見ても変だ。
だって、誰だって12角と打たないだろうか?
第1図から12角に対しては
第1図から12角に対しては
1:56香(前に進むコマ)合は、以下同角成、同歩、67角、
99玉、79龍、98玉、89龍、97玉、98香(前に進む
コマ)まで。
99玉、79龍、98玉、89龍、97玉、98香(前に進む
コマ)まで。
2:56桂合は、以下同角成、同歩、67角、99玉、79龍、
98玉、89龍、97玉、99龍、98合、89桂まで。
つまり、56に合駒すると詰むので、勢い下の第2図のような手順で
詰んでしまう。
<第2図>
ではなぜ、第1図のようなややこしい手順をするのか?
実は、12角には56歩!という絶妙手がある。
驚くことに、これで詰まない。
以下、56同角に99玉、69龍以下進めても、56以遠に角が移動できないために
詰まない。
この作品がスゴイのは、これだけの構想を左側のパラッとした配置で可能にしたこと。
はやくも看寿賞の呼び声も出たほどの作品。
しかし、この
遠打=中合で詰まない ⇒ 近打=空き王手で遠くへ
という図式は初めてではない。
第3図を見てもらおう。
詰将棋パラダイス1983年3月号大学、伊藤正氏の作品の途中である。
こちらも最後に全手順を掲載した。
<第3図>
第3図でいきなり94角は85歩で詰まない。
角が成れないと馬鋸出来ないからだ。
そこで、58角と近打して、94へは空き王手で角が行く。
山田作品の67角と近打して12へは空き王手で角が行く、のと同じ。
もちろん、伊藤作品は約四半世紀も前のこと。
山田修司氏は、山本民雄作品のパロディといっているが、これがよくわからない。
わたくしの勉強不足だろう。
どなたかわかるかた教えてくださいな。
むしろ伊藤正氏の作品の変奏曲ではなかろうか。
意味づけも舞台もだいぶ異なっているが。
<山田修司氏作品>
<山田修司氏作品>
<伊藤正氏作品>
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