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詰将棋作家集団「般若一族」の生き残り。
詰将棋創作以外に、作曲(約100曲くらい)音楽演奏(ベース)。
人間についても、自閉的観点からいろいろ考えている。
なんともスゴイ表現で、「思いやり予算」とは、あきれ返るしかない。
在日駐留米軍の戦闘以外にかかるお金。
いわゆる日常生活の経費?を面倒見ようじゃないかという予算。
昨年までこれを自民とに追随して認めていた、民主党も今年この予算に対して
「何で休日の遊興費であるバナナボート代まで、出さなきゃならんのだ!」
と反対している。
こういった議論の背景にあるのは、なぜ日本国には米軍が駐留しているのかと言うことだろう。
もちろん、表向きの理屈は、親米国家である日本国がアジアでの米軍の戦略に対してこれを支援していると言う構図だ。
そのために、土地を提供して、お金も出して、いろいろおかしなことがあっても我慢してきた。
そういう日本はどこか被害者である。
そこで、米兵が少女を強姦して、タクシー運転手を殺害して、ひどいことをしても騒いでいるのはその地域や被害者に近い人間だけだ。
そうでないのなら、とうにもっと厳しい態度で米軍とかかわってきたはずだろう。
わたくしに言わせれば、これは分裂以外に説明の方法がない。
一方では、親米であり、何兆円ものお金を支援して、戦争加担をしてまで米軍を守っている。
その代わりに、日本人は銃も持たず、戦地に赴くこともなく、戦争反対を唱えて、憲法9条を守るんだとのお題目を唱えることが出来る。
汚い仕事は、米軍に押し付けて、その代わりにお金を支払っている。
もう片方では、そういう「守られている」自分の本分を忘れて、米軍を憎み、出て行けと大声で怒鳴っている。
勘違いをされては困るので、明言するが、わたくしは米軍を擁護するつもりは全くない。
人を殺したり、暴力で事を成立させたりするの大嫌いだ。
しかし、日本人は片方では汚い仕事を押し付けておきながら、片方ではその汚い仕事を非難すると言う、明らかに分裂しているとしか思えない態度で、発言している。
思いやり予算とは、まさに陳腐な命名だが、分裂している日本人の象徴的な姿を感じさせる。
現実に世界では、自分たちの意見や思想を唱えるごとに、人が殺されると言う理不尽なことが横行している。
もちろんこういったことをやめるべきだし、愚かな殺戮から卒業してもいいはずなのだが、中々人類はこういったことがお好きなようだ。
そういった現実を無視して、自分たちだけは戦争を起こさないときれいごとを唱えていられるのは、米軍に汚い仕事を押し付けているからに過ぎない。
こういうことを忘れて、米軍出て行けというのなら、汚い部分は自分たちで引き受けるべきだろう。
例えは違うかもしれないが、子育ての大変な部分(オムツを取り替えたり、お風呂に入れたり、掃除洗濯したり・・)をベビーシッターに押し付けて、自分は一切そういうことはしないくせに、成果は全部自分にあるといいながら、ベビー叱咤に文句ばかりつけている。
子育ての経験は全くなく、ただベビーシッターにお金を払っただけなのに、親としての自分を語るようなものだ。