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  <title type="text">真夜中の独り言</title>
  <subtitle type="html">詰将棋作家の見た世界</subtitle>
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  <updated>2007-07-13T18:17:27+09:00</updated>
  <author><name>首猛夫</name></author>
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    <published>2008-05-20T20:41:15+09:00</published> 
    <updated>2008-05-20T20:41:15+09:00</updated> 
    <category term="詰将棋" label="詰将棋" />
    <title>少しずつ</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[<font size="3">少しずつではあるが、復調の兆しが出てきた。<br />
やはり痛みや、苦しさは少しも変わらないが、わずかではあるが「生きる希望」の明かりが遠くにぼんやりと光るようになってきた。<br />
<br />
そして何より大切なことは、「記録」である。<br />
いくら嘆いたり、苦しいと声を上げても、何も解決しない。<br />
この痛みからの解放については、唯一その量とタイミングしかない。<br />
だったら、几帳面にすべてを記録して、変化を求めるのならそこしかない。<br />
<br />
今回のわたくしの失敗は、<br />
<br />
痛み&rarr;麻薬&rarr;便秘&rarr;下剤の使用&rarr;※（効果なく）イレウス一歩手前&rarr;腸へのダメージ&rarr;腸が痛い&rarr;麻薬<br />
<br />
・・・という悪循環。<br />
<br />
※&rArr;下剤の使用が効果なくイレウス（閉塞）一歩手前というのが主因。<br />
しかし、ここで量を多く使いすぎると、今度は下痢がひどくなって、それはそれでまた難儀なことである。<br />
<br />
<br />
すると、その下剤の量とタイミング、それをどのように改善するかは、今までの記録が命である。<br />
<br />
そして、痛みが強くなれば、麻薬も増え、当然便秘薬も増量する。<br />
その増量と、タイミングをどこに求め、量をどうするのかが最善か？<br />
それを考え計画し、実行し、対策を練る。<br />
<br />
それらについても記録が大切だ。<br />
<br />
記録をとるには、辛い時にも冷静になり、次回からのために行動するそういう姿勢が求められる。<br />
こうなると精神性の問題かもしれない。<br />
<br />
あわてず騒がず、少しずつ・・・。<br />
<br />
<br />
</font>]]> 
    </content>
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            <name>首猛夫</name>
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    <published>2008-05-19T21:59:22+09:00</published> 
    <updated>2008-05-19T21:59:22+09:00</updated> 
    <category term="詰将棋" label="詰将棋" />
    <title>腸がやられた・・・</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[<font size="3">腸が、やられた。<br />
閉塞だの便秘だの、結局は腸がやられたのである。<br />
<br />
そこで、まず浣腸した。<br />
そして次に、ここ一週間絶食＋高カロリー点滴で対応。<br />
<br />
要するに、腸に負担を掛けずにしばらく行こうじゃないかということだ。<br />
それでも、浣腸後であっても便やガスは残っていて、今もお腹が張って苦しい。<br />
<br />
ここ数週間、何らかの苦しさを抱えていて、生きるのが本当に大変なことになっている。<br />
一日も早く、ストレスのない日常生活を取り戻して楽しく生きたい。<br />
</font>]]> 
    </content>
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            <name>首猛夫</name>
        </author>
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    <published>2008-05-18T21:25:40+09:00</published> 
    <updated>2008-05-18T21:25:40+09:00</updated> 
    <category term="詰将棋" label="詰将棋" />
    <title>腸閉塞</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[<font size="3">次から次へとやってくる災厄。<br />
こんどは、腸閉塞だ。<br />
<br />
朝起きたら（＝といってもほとんど眠れずに徹夜に近かった。）異常にお腹が痛い。<br />
生まれてからこの方、こんなに痛いのは初めてだった。<br />
あまりの痛さに、腹部が千度近い焼きゴテか何かで焼かれたような思いだった。<br />
<br />
主治医に電話して尋ねたら、おそらく、腸の収縮が痛みの主因だろうとのこと。<br />
それなら、腸の収縮運動を止めれば楽になる。<br />
そこで、ブスコパンを処方してもらえるところを探して、それまでの軽い経緯を話して、薬を貰ってきたらとのことだった。<br />
<br />
そこで、日曜日でもやっている近くのクリニックに行くことにした。<br />
<br />
そして、そこの医師は薬は出せないというのである。<br />
最初は？と思っていたが、良く聴けば<br />
<br />
腸が痛い&rarr;収縮が原因&rarr;だから一時的に止める<br />
<br />
という道のりは危険だというのだ。<br />
<br />
後で考えれば、分かるのだが、その時は、困惑するばかり。<br />
<br />
つまり、便秘気味だったわたくしは、腸が閉塞、つまり詰まってしまう恐れがある。<br />
閉塞はコワイ。<br />
そうなっては、入院とか、いろいろと大変なことになる。<br />
<br />
だから、便秘を解き、キチンと排便をすることを条件に、腸の異常な収縮を止めるべきだというのだ。<br />
言われてみれば、その通り。<br />
主治医の見落としというか、そこまでの情報量をわたくしから結果的に得られなかったことが、原因。<br />
危なかった。<br />
<br />
このように、原因と対策が交錯していることが多々あるので、注意しなければならない。<br />
確かに痛みを取ることはガン対策にとって非常に有効で、わたくしもそれでずいぶん助かっている。<br />
<br />
しかし、閉塞となってしまっては主客転倒。<br />
医師に自分の状態を正確に伝えることのむずかしさ、そして、医師のほうも患者の言っていることの事実だけではなく、言わなかった方の事実も推測するくらいの心構えがないと、大変だ。<br />
<br />
しかし、朝からまだ便通がない・・・・・<br />
</font>]]> 
    </content>
    <author>
            <name>首猛夫</name>
        </author>
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    <id>hyudo.blog.shinobi.jp://entry/108</id>
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    <published>2008-05-17T23:37:54+09:00</published> 
    <updated>2008-05-17T23:37:54+09:00</updated> 
    <category term="詰将棋" label="詰将棋" />
    <title>悪魔の薬剤</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[<font size="3">毎日、毎日、苦しい状態が続いている。<br />
この苦しさは、がん患者特有のものなのだろうか？<br />
脂汗が吹き出て、「違和感」が身体を吹き抜けてゆく。<br />
その恐ろしい風が、ぼくの体を吹き抜けるのをじっと耐える。<br />
そこで負けてはならない。<br />
嵐のような、渦を巻いてやってくる「違和感」の風。<br />
<br />
この「違和感」というのは説明が難しい。<br />
ガン性疼痛を防ぐ、麻薬。<br />
いまは、オキソコンチンの錠剤、オプソの水溶液、デュロテップパッチの貼り薬。<br />
これがぼくの人間性を保ってくれるギリギリの薬剤たちだ。<br />
<br />
ぼくはこれを愛する。<br />
ぼくが、唯一ぼく自身を取り戻せる魔法の薬剤。<br />
<br />
そして、このぼく自身をぼく自身であり続けさせてくれるこの薬がもたらす「違和感」。<br />
この薬剤は、食欲の不振、便秘、意識障害、吐き気、排尿障害・・・をもたらす。<br />
そしてそのもたらされた幾多の副作用は、自分が自分に重ならない「違和感」をもたらす。<br />
<br />
ぼくはこれを憎む。<br />
ぼくが、唯一ぼくが地震を失わさせる悪魔の薬剤。<br />
<br />
麻薬との付き合いは今始まったばかりだ。<br />
</font>]]> 
    </content>
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            <name>首猛夫</name>
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    <published>2008-05-16T21:10:48+09:00</published> 
    <updated>2008-05-16T21:10:48+09:00</updated> 
    <category term="詰将棋" label="詰将棋" />
    <title>こうした辛い日々</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[<font size="3">こうした辛い日々が、毎日続いている。<br />
<br />
出口のない辛い毎日。<br />
しかし、今日という今日は強い意志で乗り切った。<br />
<br />
まず、脂汗が出たので、身体を拭く。<br />
気持ち悪くて食べられそうもなかったが、何とか食べるよう頑張った。<br />
そして、仕事。<br />
最初はとても考えられなかったが、これが出来なければ、わたくしの日常生活は帰ってこない。<br />
<br />
これも、必死の形相で歯を食いしばって頑張った。<br />
焼けのヤンパチ、道理が引っ込む。<br />
理屈じゃない。<br />
もうこうなると気合しかない。<br />
<br />
ぞして、勝った。<br />
わたくしはとりあえず今日一日は勝った。<br />
また明日だ。<br />
<br />
</font>]]> 
    </content>
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    <published>2008-05-15T22:49:31+09:00</published> 
    <updated>2008-05-15T22:49:31+09:00</updated> 
    <category term="詰将棋" label="詰将棋" />
    <title>かたわらにいる</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[<font size="3">医者は奇跡だという。<br />
そう、確かにこれだけの悪条件が揃っているのに、今なお、いのち永らえている。<br />
<br />
そして、今日一日午前５時からずっと辛い状態が続いている。<br />
食欲もなく、脂汗が浮き出し、眩暈がする。<br />
焦点は定まらず、眼（まなこ）は宙を泳ぎ、思いは澱んで膨れ上がる。<br />
<br />
最悪の一日が、どこへ行く当てもなく、終わろうとしている。<br />
<br />
そして、このひどい状態の夜の底で、最後の魂の声を振り絞る。<br />
そう、これこそが真に前向きに歩もうとするぼくの必死の形だ。<br />
<br />
普通にはできっこない。<br />
ぼくは明らかに何かの力によって引き付けられている。<br />
それが何の力かは分からない。<br />
<br />
しかし、それは確実にぼくのかたわらにいる。<br />
<br />
説明できない何か特別なものの力。<br />
それによって彩られる、ぼくの人生。</font>]]> 
    </content>
    <author>
            <name>首猛夫</name>
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    <id>hyudo.blog.shinobi.jp://entry/105</id>
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    <published>2008-05-14T22:20:43+09:00</published> 
    <updated>2008-05-14T22:20:43+09:00</updated> 
    <category term="詰将棋" label="詰将棋" />
    <title>長編詰将棋の抽象的世界観</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[<p><font size="3">あまり、表題のような話は聞くことがないのではないだろうか？<br />
三桁といない、長編詰将棋作家たちはそれぞれがそれぞれの場所で、何かの手がかりを足場に、作っている。</font></p>
<p><font size="3">長編といっても、主に三つの光景がある。<br />
一つは、繰返し趣向そのものが長く、多く繰り返されるので、それだけで長編になってしまうもの。<br />
また、内容を追うことにより、自然に長編になっていくもの。<br />
そして最後に、主題そのものが長編でなければ表せないもの。</font></p>
<p><font size="3">わたくしはこの最後の</font></p>
<p><font size="3">「主題そのものが長編でなければ表せないもの」</font></p>
<p><font size="3">というのが、好きだ。</font></p>
<p><font size="3">駒場和男氏の｢父帰る」「かぐや姫」など、おそらくその創作的な動機、手法、等々完璧なほどに狂おしいほど、長編であることを意識して作られた作品群であろう。</font></p>
<p><font size="3">ものがたりを、歴史の底に潜め、日本的なあまりに日本的な日常を背景に作られた芸術作品。<br />
これほどまでに、その高い品格を持った作品があったであろうか。<br />
</font></p>]]> 
    </content>
    <author>
            <name>首猛夫</name>
        </author>
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    <id>hyudo.blog.shinobi.jp://entry/104</id>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://hyudo.blog.shinobi.jp/%E8%A9%B0%E5%B0%86%E6%A3%8B/%E7%97%9B%E3%81%BF%E3%81%AE%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%AB" />
    <published>2008-05-13T21:22:19+09:00</published> 
    <updated>2008-05-13T21:22:19+09:00</updated> 
    <category term="詰将棋" label="詰将棋" />
    <title>痛みのコントロール</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[<font size="3">ガン性疼痛の痛みのコントロールを主治医から、投薬を受けた。<br />
<br />
痛みはその人その人で全く違う。<br />
また、、薬の利き方も個人差が大きいので、その量やタイミングについては自分で工夫するように言われていた。<br />
<br />
それに失敗した。<br />
<br />
今朝から、痛みがひどく、そこからくるのか、食欲もなく気持ち悪い上に、だるい。<br />
<br />
ということで、本日はお休みです。<br />
<br />
</font>]]> 
    </content>
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    <published>2008-05-12T23:28:33+09:00</published> 
    <updated>2008-05-12T23:28:33+09:00</updated> 
    <category term="詰将棋" label="詰将棋" />
    <title>常識</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[<p><font size="3">常識がない</font></p>
<p><font size="3">日頃、わたくしたちが目にする光景の中で、「思わず目を疑う」ことが間々ある。<br />
そして、そういう人が増えたとマスメディアでは伝えてくれる。<br />
最近では、子供の授業料や給食費の未払いや、救急車の呼び方、学校にクレームをつける親の姿（＝モンスター・ペアレンツ）など。</font></p>
<p><font size="3">例を挙げてみよう。</font></p>
<p><font size="3">給食費の未払いを続ける家庭を訪問、さんざん支払いを渋り、その言い訳が転職等が重なって今は支払えないということだった。<br />
しかしその翌日、夫婦でパチンコスロットル（パチスロ）で十万円損したと、帰りの一杯飲み屋で大声で嘯いているのを、たまたま居合わせた担任が聞いてしまった。</font></p>
<p><font size="3">翌週、副校長を伴って、担任が再度家庭訪問をしたところ、逆切れされ、</font></p>
<p><font size="3">「お前ら、子供のために朝から晩まで身を粉にして働いて、くたくたになってる俺らに、『趣味娯楽の一つもやってはならん』と、そこまで指図するんかあ！」</font></p>
<p><font size="3">と、啖呵を切られた。</font></p>
<p><font size="3">また救急車を呼ぶ理由が、</font></p>
<p><font size="3">「うちの子が、食べないのよぉ、どんどん食が細くなって、このままじゃ死んじゃうわ」</font></p>
<p><font size="3">「お子様はおいくつ？」<br />
「３才」<br />
「男の子？女の子？」<br />
「女の子」<br />
「何かご病気にかかっていらっしゃいますか」<br />
「具体的な病名はまだ」<br />
「といいますと？」<br />
「先月去勢したばかりなの」<br />
「？？？？」<br />
「そのとき、何かの感染症だったのかしら？」<br />
「？？？？」<br />
「ねえ、ちゃんと聞いてるの？」<br />
「あのう、お子様は、人の子ですか？」<br />
「え？、チワワよ、うちのメリーちゃんは。あんた何聞いてんのよぉ」</font></p>
<p><br />
<font size="3">これが１１９番の救急救命センターにかかってくる電話である。</font></p>
<p><font size="3">また、授業参観に関するある母親の話。</font></p>
<p><font size="3">「ｘｘ先生でいらっしゃいますか」<br />
「はあ、担任のｘｘですが」<br />
「いつも、ムスコがお世話になっております」<br />
「いえいえ」<br />
「実は来週の授業参観の件なんですが」<br />
「何でしょうか」<br />
「じつは、家のムスコが通っている、俳優養成所の先生が見に来てくれるんですよ」<br />
「はあ」<br />
「そこで、わたくし、先生が授業参観やりやすいように、脚本書いてきましたので」<br />
「はあ？」<br />
「台本ですよ、台本、それに従ってやって欲しいんですの」<br />
「でも、あくまでこれは・・・」<br />
「あ、ご心配なさらないで、そこでミスったら元も子もないでしょ」<br />
「でもそういう問題ではなくて、公共の・・・」<br />
「で・す・か・ら、『キッパリと』私どもに従えば安心ですの」</font></p>
<p><br />
<font size="3">これを汝笑うなかれ、こういう輩（やから）が他人事ではない。<br />
同じようなことがあなたにも確実に潜んでいる・・・</font></p>
<p>&nbsp;</p>]]> 
    </content>
    <author>
            <name>首猛夫</name>
        </author>
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    <published>2008-05-11T11:39:04+09:00</published> 
    <updated>2008-05-11T11:39:04+09:00</updated> 
    <category term="詰将棋" label="詰将棋" />
    <title>チベット問題</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[<font size="3">北京オリンピックを目前に控え、チベット問題がクローズアップされた。<br />
発端は、チベット自治区での暴動である。<br />
人権の問題、宗教的背景、民族への弾圧、等々様々な諸問題が織り交ざっていて簡単ではないことはわかる。<br />
<br />
しかも、時期的に北京オリンピックと重なるので、開会式への不参加を表明している欧州の首脳もいて、穏やかには済まされない話になってきている。<br />
<br />
しかし、今回わたくしが理解できないのは、チベットで何がどう起きているのかがなぜわかるのかという点である。<br />
報道でわかる、ある程度のことが見えるということなのだろうか？<br />
<br />
だとしたら、少し危険な見方である。<br />
宗教・民族などの問題は、繊細な部分を持っていて、白黒で決着をつけるような、単純さを持っていない。<br />
<br />
問題の複雑性を考えると、単純な見方が出来ない。<br />
しかし、そこを差し引いても、なおこの問題にある形での評価が、出来るのはおかしい。<br />
<br />
チベットに関して言えば、ほとんどの日本人は、日本にいて日頃からさほど関心がないはずだ。<br />
それが証拠に、ほとんどのメディアでいままで大きくチベットの問題を取り上げた過去がない。<br />
そういったことを踏まえて、この問題に関して一定の評価が下されているとしたら、それは思い込みや、何らかの他の問題との混同や、意図的な恣意性を感じる。<br />
<br />
わたくしが理解できないのはまさにここである。<br />
乏しい情報量や、不確実な報道に対して、正直な感想は、「わからない」でいいと思う。<br />
しかし、今回のことでは、なぜか中国に対して厳しい評価が下されている。<br />
それは間違いだと思う。<br />
結果的にはそれが正しかったということもあるだろうし、今回はその線が濃厚だと思う気持ちもわからなくはない。<br />
けれど、原則は原則、不確実な情報での判断はまずい。<br />
<br />
そして、このような意味合いでの、見切り発車的な判断評価が実に多いような気がする。<br />
逆に言えばわたくしたちの周囲に起きていることがあまりにも仮想現実との区別がつかないようなものになってきている。<br />
遠くの国のことも、隣近所に起きたことも、マスメディアにかかればすべて並列に並んでしまう。<br />
<br />
しかし、あれだけ他国の教科書に書いてあることが「気に入らない」と散々内政干渉をしておきながら、いざ今回のようなことが起きると、「内政干渉だ」と非難してくるところが、おかしい。<br />
<br />
この辺の一貫性のなさ、手前味噌な考え方が、チベット問題で不利な見方をされる遠因のような気がするがどうだろうか？<br />
</font>]]> 
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            <name>首猛夫</name>
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